2021年度の北総線動静
営業関係
副駅名の設定・競馬学校インフォメーションコーナーの設置
北総鉄道と白井市が2021年3月に締結した「白井駅・西白井駅周辺地域の活性化に関する協定」に基づき,西白井駅及び白井駅に対する副駅名の設定が行われ,西白井駅には「梨も騎手も育つ街」,白井駅には「ときめき 梨の里」が付与された。また,これに合わせて西白井駅を最寄り駅とする競馬学校のインフォメーションコーナーが同駅構内に設置された。
両駅に対する副駅名の設定は,白井市が市制施行20周年を記念して企画した。当初の検討では市内の児童から募集する方針であったが,市内外からの一般公募として実施され,選考委員による選考を経て9月30日に決定した。副駅名とそれにちなんだイラストを盛り込んだ新たな駅名標の意匠は12月20日に決定し,3月25日日中に新たな駅名標への交換が行われた。なお,駅名標類の交換については,費用の一部が白井市のクラウドファンディング(ガバメントクラウドファンディング)で賄われている。
駅名標の交換に際しては,交換当日の3月25日日中に白井駅で除幕式が行われ,式には副駅名の考案者らが立ち会った。また,同日からは西白井駅構内に競馬学校のインフォメーションコーナーが開設された。これは,西白井駅を最寄り駅とする競馬学校を広報するもので,改札内外に騎手にちなんだ展示物などが設けられている。
なお,当年度には白井市との協定に基づく両駅のリニューアルも随時実施され,待合室の新設やバリアフリートイレの改修,ホーム上のベンチ更新などが行われている。それらについては本稿内の当該項目を参照されたい。