活動報告

よもやま話

2021年度の北総線動静

経営企画

運賃改定

他事業者と比較して高水準な運賃体系が沿線地域から指摘されてきた北総線だったが,運賃水準の引下げ及び通学定期乗車券の割引率拡大を2022年10月に実施することが決定し,その内容の一部が当年度内に告知された。

運賃値下げを告知するポスター

△運賃値下げを告知するポスター

北総鉄道の累積損失は2020年度には31億円まで減少しており,これを踏まえて北総鉄道は,第49期となる2020年度決算の公表にあわせ6月23日付で「累積損失についても、同年度(注:2021年度)中に解消できる見込み」となったことから,「次の時代を見据え、地域のインフラとしての機能を果たし続けるべく自立的な経営をより確かなものにしていくと共に、ポストコロナに対応しつつ、当社線の運賃値下げの可能性の検討に着手」すると明らかにした。そして,平均15.4%の値下げを盛り込んだ新しい運賃水準の変更届出が監督官庁に11月19日付で実施され,その概要が同日に公表された。

運賃改定の概要としては,かねてより沿線地域から指摘されていた「メタボ運賃」の是正と通学定期運賃の引下げが主で,すなわち千葉ニュータウン対都心の利用を前提に極端な遠距離逓減制で設定されていた運賃カーブを見直し,北総線内の移動需要に鑑みて中距離運賃区で最大100円(IC運賃では105円)の大幅値下げが行われるほか,通学定期運賃が京成電鉄相当に引下げられる。これらを盛り込んだ新運賃は2022年10月1日から適用予定である。

11月のプレスに合わせて各駅と電車内には運賃値下げを伝えるポスター掲示が行われたほか,その後はポスターと同じ意匠のパンフレットが各駅で配布されている。なお,パンフレット裏面には値下げ後の通学定期運賃が紹介されており,その内容は配布駅に準じて駅毎に異なっている。