沿線点描

同人

コミケ91に出ます告知

今年も冬コミの季節がやってきましたよっと。冬は出ないって言ったのにねェ。

学会関係とか出張とか諸々多忙で絶賛師THE走といったところなんだけど,新刊が書き上がってしまったのでコミケで出しますヨ告知。

コミケ戦士の皆様はそろそろサークルチェックも佳境だと思うので,サッサと告知しちゃいましょしょしょ。

 

はてさて,世間的には3003編成で試用中のSiC採用新VVVFインバータ装置だとか先日のダイ改だとかアツい話がてんこ盛りな気がしますが,月の半分ほど沿線外にいるとそういう話はまっっっったく取材できないので,新刊は何故今更といった感じの話題を取り上げますよっと。

いよいよ10冊目も射程範囲に入ってきた研究本シリーズ第8弾は「京成電車方向幕読本」。タイトルからして直球で方向幕の本って感じですね。

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ここ何年かの研究テーマの一つだった方向幕。最初は単に字幕の中身をデータベース化することから始まったのですが,データベース化するために字幕を蒐集しているうちに表示器が転がり込み,動かせるように資料を集め……と気付いたら沼に一直線。そんな感じで数年間研究してきた内容を整理して公開したいと以前から画策していて,今回ようやく日の目を見る運びに。

内容としては上のポスターに示した通りで,歴代の行先表示器を機種毎に取り上げて解説するよという感じ。方向幕読本と題してますが,LED表示器も取り扱ってますので,3500形未更新車からAE形まで,あらゆる車種(京成1000形を除く)の行先表示器を取り上げます。表示器毎の最新版表示一覧だけでなく,指令操作方法や機器構成(結線図)など,表示器を理解するのに必要な知識を幅広く多角的に紹介。ただ字幕表示を並べただけではない,これまでの方向幕本とは一線を画した本に仕上がったと思います。たかが表示器,されど表示器――指令された表示を正しく出すことが表示器の役目ですから,その役目のために構成された機器の動きを理解すれば,きっと新たな知見が開けることでしょう。

解説そのものは簡潔に仕上げてますので,詳細な機器間の通信仕様等には踏み込んでいません。収録した字幕表示も最新版に限定し,旧版字幕表示はオミットしています。いずれも収録したいのは山々ですが,あくまで表示器システムの概要的理解を促す本といった位置付けですから,今回は不要と判断しました。いずれ纏めて出したいとは思ってますが。

 

今回の刊行はいつも以上に時間的制約が厳しく,印刷・製本含めて全て自家製としました。表紙含めてモノクロで,いつもより一回り小さいA5判なのはそういう事情ということでご理解下さいまし。冊数については前回と同じ程度の数を用意していますので特に少ないということはありませんが,早すぎず遅すぎずな感じで歴戦の猛者っぽい神巡回ルートを検討ください。頒布価格は500円を予定しています。毎度のお願いですが,お釣りのないよう小銭をご準備ください。

頒布場所は東n04a「海色電車」さんを予定しています。今回の鉄道島は新しく出来たばかりの東7ホールとのこと。案内をよく見てお越し下さいませ。私自身も当日は委託先のスペースにいる予定ですが,あくまで委託頒布ですから,空気をほどよく読んでお越し下さい。限られた機会として同好の士の皆様との談笑も楽しみにしていますし,気軽にお声掛け頂ければと思いますが,熱中するあまり委託先のサークルさんや周囲のサークルさんに迷惑が掛からないよう重ねてお願いします。概ね14時以降ですと色々と歓談できるかなと思います。

 

ということでコミケまであと僅かですので,体調を万全にして有明の地でお会いしましょう。