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コミケ88新刊がもう1冊でます告知
ご無沙汰続きです。赤電です。
ここ1ヶ月ほど多忙を極めてましたが,なんとか記事が書ける程度まで余裕が出来ましたので前回に引続きコミケの話でも。
またまた駄文がつらつらと続きますがお付き合いくださいまし。
さて,新刊2冊目が出ます。
前回の告知がやけに早かったのは2冊目の伏線だったわけですが,あそこから出せるとは思いもせず「新刊落としました」に向けた心の準備だけしてました。
千葉県からの回答待ちだったのもありますし,半月ぐらい全国各地に飛んでて執筆できる環境になかったというのも。執筆に費やせる日が「北総本」より圧倒的に少なかったわけです。
そこまでして何を書いていたのかと言うと,県営北千葉線の本なのです。未成線の本書いてたら本まで未成に…とかどんなオチだって感じですね。
そもそも県営鉄道北千葉線って何よという方も多い気がします。未成線ってそんなもんですけど。
千葉ニュータウンを走る北総線の掘割に横たわる謎の空き地だったり,都営新宿線が本八幡まで来てる理由だったり,そういう話の背景にあるのが北千葉線の存在です。
今日,千葉ニュータウンの通勤鉄道といえば北総線ですが,元は全て県が行おうとしていました。街を作るのも鉄道を引くのも全て県というわけです。そんなこともあって,千葉ニュータウンの鉄道を調べていくとどこかしらで北千葉線の存在が出てきます。とはいえ,北千葉線の情報は決して豊富ではなく,その詳細にたどり着くことは難しいままです。
こうした中で,先日北千葉線の後継であった東京10号線延伸新線構想が潰え,北千葉線の歴史は完全に幕を閉じました。ならばここでその歴史を振り返ってみようというのが今回のコンセプトです。
今回の新刊では,北千葉線や東京10号線延伸新線の歩みを忠実に取り上げています。
誕生から廃止に至るまでの背景といった「過去の話」に始まり,時代とともに変わりゆく建設計画や配線計画などの「過去の描いた将来像」,それらが協定や条例,施設というカタチでどのように具現化したのかといった「到達点」,そして鉄道用地は今どうなっているのか,今後どうなるのかを示した「今とこれからの話」……県への取材で明らかになった新情報を多数盛り込んだ総集編です。図や写真を可能な限り入れていますので,これまでのどんな北千葉線文献よりも「深く」「分かりやすく」纏まっていると思います。
ということで,北総線・1号線好きの方,都営新宿線・京王線好きの方,未成線好きの方にオススメな一冊に仕上がっております。
▲本文みほん。クリックで少しだけ大きくなります。
あ,表紙は←こんな感じ←です。
沼本がユルめな表紙だったので,こちらは対照的におカタくなりました。
最初は青系で纏めようかと思ってましたが,新宿線系統だし緑の方が…とか思ってこんな感じに。
落ち着いた感じの表紙なので多分どこでも読めます。本棚に入れてもそんなにイタくない同人誌です。
頒布はコミックマーケット88 1日目東地区ヤ43b「高砂第一工廠」です。お間違えなきよう。
北千葉線の執筆もあってまたまた北総線の話は何も調査してないんですが,少しぐらいは書いたほうがいい気がするのでちょいとばかし触れておきましょうか。
東松戸駅の塗り直しが始まってます。確か前回は水色一色だった時だと思うので,10年ぐらいぶりですかね。そんなに経ってないようで経ってるのが怖いものです。
塗り直しと言えば小室駅も。駅舎の海側とか放置されていた箇所が手直しされてますね。これで「北総開発鉄道」の痕跡が完全に消えそうです。西白井,白井と続いた駅務室のリフォームも迫ってるんじゃないでしょうか。
千葉ニュータウン中央や白井では内方線点字ブロックへの交換が行われているほか,誘蛾灯も設置されています。ちなみに誘蛾灯は蛍光灯ホームのみ対象のようで,LED化されているホーム(小室下りなど)には設置されてません。
設備関連は今のところはそんな感じかなと思います。人の関係ですと先日から少々動きがあったようで,西白井が助役駅から主任駅に降格,代わりに小室が完全に助役駅になってますね。中央管内(小室~印旛日本医大)は全駅が助役駅になったのに対し,新鎌管内(松飛台~白井)は新鎌以外主任駅というアンバランスさ。
あとは女性運転士ですか。3年前だったかに女性乗務員が誕生したわけですが,あれからもうそんな経ったんですね。駅の方だと女性を置ける駅は未だ限られてますが,これから変わっていくんでしょうか。ジェンダーだとかそういった風潮ですから,色々課題は多いでしょうが少しずつ前に進んでいけばいいかなと思います。
ということで今回も駄文でした。お付き合いくださいましてありがとうございました。
コミケ直前になったらまた告知する予定です。ではでは。