北総線沿線自治体および北総鉄道から構成される「北総線沿線地域活性化協議会(活性協)」の事業として,2026年7月16日から2027年2月末までの約半年にわたり運行される2026年度の広告貸切列車「北総線沿線活性化トレイン(沿線活性化トレイン)」の概要を以下に紹介する。
装飾概要
車両外観
車両正面(ヘッドマーク)
車両正面には運転台下部に円形の「北総線沿線活性化トレイン」ヘッドマークが掲出されている。2026年度の装飾車両である7500形車両の正面イラストを中心に,左から時計回りに市川市(市川梨丸),白井市(なし坊),千葉県(チーバくん),印西市(いんザイ君),鎌ケ谷市(かまたん)の各マスコットキャラクターを配置した意匠である(自治体名に続く括弧内はマスコットキャラクターの名称)。基本的な意匠こそ昨年度までと同様であるが,車種や地色が2025年度までと異なるほか,ヘッドマークの寸法が大きくなった。

△「北総線沿線活性化トレイン2026」車両外観

△「北総線沿線活性化トレイン2026」ヘッドマーク
車両側面(車体広告)
各車両の戸袋部(片側6箇所)に車体広告の装飾が実施されている。沿線活性化トレインにおける車体広告の装飾は2025年度までに続くもので,2026年度も県および4市による広告と沿線活性化トレインのロゴマークが掲出されている。
車体広告枠は各市の単独広告を主体として車両単位で割当てられ,京成高砂方を基準として1,6両目(7501-8,7501-3号)を印西市,3,8両目(7501-6,7501-1号)を白井市,2,5両目(7501-7,7501-4号)を鎌ケ谷市,4両目(7501-5号)を市川市が使用している。7両目(7501-2号)は県と市川市以外の3市が共同で使用する共管車両である。
広告枠の割当ては,編成全体の計96枠に対して県18枠,印西市,白井市,鎌ケ谷市各20枠,市川市10枠,活性協(ロゴマーク)8枠の内訳である。車両別では,先頭車両:片側あたり県1枠,市3枠,活性協2枠,鎌ケ谷市を除く中間車両:片側あたり県1枠,市5枠,鎌ケ谷市車両:海側は県2枠,市4枠,山側は県1枠,市5枠,共管車両:片側あたり県1枠,白井市2枠,印西市2枠,鎌ケ谷市1枠が割当てられていて,7500形車両特有の帯装飾などの都合で2025年度以前とは内訳が異なっている。

△7501-8号:印西市車両

△7501-7号:鎌ケ谷市車両

△7501-6号:白井市車両

△7501-5号:市川市車両

△7501-4号:鎌ケ谷市車両

△7501-3号:印西市車両

△7501-2号:共管車両

△7501-1号:白井市車両
客車内
客車内においては,中吊り,窓上,戸袋の各広告枠に各自治体の広告が掲出されている。各車の広告枠は車体広告と同様に車両単位で各自治体に割当てられていて,共管車両は県および3市で広告枠を使用している。共管車両の広告枠は,南端(京成高砂方)から第1ドアまでを印西市,第1ドアから車両中央部までを鎌ケ谷市,車両中央部から第3ドアまでを白井市に割当てられている。例年同様に共管車両を含む全車両の第3ドアから北端(印旛日本医大方)は千葉県の広告範囲である。このほか,側窓には標準の交通広告枠とは別枠で大型のステッカー広告が掲出され,北総鉄道および活性協が単独広告枠として使用している。
なお,妻面や側引戸,非常コック横,側窓のステッカー広告枠は広告貸切の対象外とされ,他車と同じ交通広告が引続き掲出されている。

△「北総線沿線活性化トレイン2026」車内(千葉県広告箇所)

△「北総線沿線活性化トレイン2026」車内(市川市車両)

△「北総線沿線活性化トレイン2026」車内(鎌ケ谷市車両)

△「北総線沿線活性化トレイン2026」車内(白井市車両)

△「北総線沿線活性化トレイン2026」車内(印西市車両)

△「北総線沿線活性化トレイン2026」車内(共管車両)
掲出広告の概要
市川市
車体広告
市川市の車体広告はレタリングを避けた中サイズ2種の設定で,市川市動植物園で飼育されているニホンザル・パンチ君の写真が起用されている。いずれも車両の窓を模した枠が外縁部に描かれており,広告下部には市川市動植物園の動物たちのイラストが描かれている。
車内広告
市川市動植物園で飼育されているニホンザル・パンチ君の写真を起用した12種類の広告が展開されている。
鎌ケ谷市
車体広告
鎌ケ谷市の車体広告は,市のマスコットキャラクター・かまたんを起用した中サイズ2種が設定されている。鎌ケ谷市も広告の外縁部に車両の窓を模した枠が描かれており,いずれも「かまたん」が夕日を眺める意匠である。
車内広告
鉄道による交通アクセスの良さをはじめ,梨に代表される果樹栽培,市内に立地するプロ野球チーム・北海道日本ハムファイターズの二軍本拠地「ファイターズ鎌ケ谷スタジアム」の紹介など,市の魅力を紹介する広告8種類が展開されている。
白井市
車体広告
白井市の車体広告は,市のマスコットキャラクター・なし坊ファミリーを起用した中サイズ2種が設定されている。立体感のあるシール「ぷくぷくシール」風の広告で,「なし坊」(向かって右側用)と「かおり」(なし坊の妹・同左側用)が描かれている。
車内広告
梨や自然薯といった市を代表する農産物を紹介する広告2種類と,「それが、しろい。」をキャッチフレーズとして,自然あふれる住環境や,白井市文化センターに代表される文化学習施設など,市の魅力を紹介する広告6種類の計8種類が設定されている。このうち2種類はワイド広告である。
印西市
車体広告
印西市の車体広告は,市のマスコットキャラクター・いんザイ君を起用した中サイズ2種が設定されている。いんザイ君の背景には,市の花・コスモス(向かって左側用),市の木・サクラ(右側用)の写真があしらわれている。
車内広告
印西市のコンセプトロゴである「みどりとべんりのすぐ隣り。」をキャッチフレーズとして,豊かな自然環境と暮らしやすい都市機能の両立といった市の魅力を紹介する広告6種類が設定されている。中吊り広告は,市の魅力を「緑」,「育」,「職」,「住」の4テーマから紹介するものである。
千葉県
車体広告
千葉県のマスコットキャラクター・チーバくんが2027年1月に誕生20周年を迎えることから,チーバくん誕生20周年記念ロゴマークを使用した広告1種が設定されている。
車内広告
移住促進や観光振興等に関する広告8種が設定されている。例年同様の「ちば観光ナビ」,「あなたのラブちば教えてキャンペーン」,「ちばらしい暮らし」が各2種類のほか,「空水空芸術祭」などの単独広告2種類がある。
活性協・北総鉄道
車体広告
両先頭車両の車椅子スペース表記下および飛行機帯の装飾に支障して中サイズ広告が掲出できない箇所(#2ドア横)には,ヘッドマーク同様の意匠で沿線活性化トレインのロゴマークが小サイズ広告として掲出されている。
車内広告
活性協および北総鉄道によって,各車両の側窓に標準のステッカー広告とは別枠の大型ステッカー広告が展開されている。大型ステッカー広告は各車両のドア間にのみ掲出され,北総鉄道および活性協が各車両あたり計5枠を使用している。
活性協の広告は,昨年度同様に県および沿線6市と北総線や直通先の主要駅を地図上に示した意匠のものである。北総鉄道の広告は,北総鉄道の運営するウェブサイト「ディスカバリーほくそう」や,UR都市機構と共同運営しているSNS・Instagramアカウント「千葉ニュータウン ファミリーひろば」を紹介する内容である。





















































