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「市川市と北総鉄道株式会社との地域活性化に関する協定」締結式
北総線沿線自治体のひとつである市川市と北総鉄道の間に連携協定「市川市と北総鉄道株式会社との地域活性化に関する協定」が締結される運びとなり,両者による協定の締結式が3月15日に大町駅で実施された。協定は市川市北東部に位置する大町駅周辺地域の活性化を図ることを目的としたもので,大町駅の魅力向上や同駅周辺地域の経済及び観光の振興に両者が連携して取組むとされている。
締結式は15日14時半から大町駅コンコースで実施され,田中市川市長と持永北総鉄道社長の間で協定書が取交わされた。また,協定に基づく協力事業の第一弾として大町駅コンコース及び駅前に市川市動植物園や北総線沿線をモチーフとした装飾が施され,締結式にあわせて披露された。装飾の除幕には市川市立大町小学校の児童らが参加し,市川市動植物園のマスコットキャラクター「市川梨丸」とともに式典を盛り上げた。
※記事内の写真は特記のない限り2024年3月15日撮影
締結式
幕間
装飾
装飾は国道464号に面した大町駅入口の橋脚2本及び改札口の通路表示器に市川市動植物園の看板,ラチ内コンコース2階の踊り場に壁画3枚が設けられた。このうち踊り場については壁画に支障するポスター掲出枠の撤去など装飾を見越した準備がかねてより進められていた。
各装飾の概要
ラチ内コンコース壁画
ラチ内コンコース2階の踊り場には,上下ホーム階段間及びホーム階段増設予定部の壁面に対して壁画3枚が設けられた。壁画には,7500形及び9200形電車に乗った市川市動植物園の動物たちや,北総線や直通運転先各線における沿線の名所などが描かれている。さらに,壁画には市川市動植物園の動物たちが市の魅力を伝える公式かるた「いちかわかるた」が散りばめられていて,それぞれの札の頭文字を繋げることで「ほくそうせんおおまちえき」,「ようこそ/いちかわへ」のメッセージを読むことができる。
駅入口の橋脚巻立て
国道464号に面した駅入口には,県道鎌ケ谷市川停車場線架道橋の橋脚2本を巻立てる格好で装飾が施された。装飾は3方向から見ることができ,見る方向によって動物たちの組合せの異なる装飾3種類が描かれている。
改札口の看板
改札口には,使われていなかった通路表示器の筐体を活用する格好で看板装飾2枚が設けられた。市川市動植物園に関する他の装飾とは異なる絵柄で,入場側には「See you again/またきてね!市川市動植物園」,出場側には「welcome!/ようこそ!市川市動植物園」の文言が入れられている。なお,出場側には「当駅から徒歩約30分」の表記もされている。