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新春ほくそうビール列車
京成トラベルサービスの企画と北総鉄道の後援によるツアー列車「新春ほくそうビール列車」が1月27日に運行された。2023年9月に実施された「ほくそうビール列車」の第2回であるが,沿線の船橋市を拠点に活動するアイドルグループ「船橋ひまわり娘」とのコラボ企画など新たな取組みも盛り込まれた。
ツアー列車「新春ほくそうビール列車」は,矢切・印旛日本医大間を7500形8両編成で1往復する行程で実施された。前回同様に待避可能駅での長時間停車によるトイレ休憩が設けられており,今回はミニライブを実施する関係で小室駅下り場面で51分,印西牧の原駅上り場面で18分の停車時間が確保された。小室駅下り場面の停車時分を確保するために印西牧の原駅下り場面の停車時分は6分に短縮され,この場面でのトイレ休憩は申告者のみ可能だった。
車内には1両あたり最大36名が割当てられた。車内の配置は前回同様で,ドア間の8名掛け座席には6名,車端部の5名掛け座席には3名が割当てられていて,それぞれのロングシートの前に長机が配置された。会場は前回の5・7号車から変更され,今回は2・4号車となった。なお,1号車は関係者車両,ビールサーバは3号車に置かれていた。
飲み物にはビール「サッポロ生ビール黒ラベル」を筆頭に缶酎ハイやソフトドリンク各種が用意され,今回からサイダーや氷も用意されるようになった。弁当は日本料理忠正の「色彩九枡弁当」(前回はファミリーマートの「味わい御膳」)だった。記念品は謹賀新年と書かれたコースターで,イベント終了後には缶ビールや沿線の鎌ケ谷市にある製麺所・茂野製麺の手折りラーメン「北総鉄道ラーメン」も配られた。
さらに,今回は沿線・船橋市を拠点に活動するアイドルグループ「船橋ひまわり娘」とのコラボレーションも行われた。車内へのポスター掲出をはじめ,アナウンスやBGMの車内放送,小室駅下り場面では51分の長時間停車を使ったミニライブが開かれた。ミニライブはホーム終点方で実施されたが,実施に際しては所定よりも半車身ほど終点方にずらした位置で停車させるといった取扱いがとられた。また,ライブ中の音声は車外スピーカに乗せて中継されており,ホーム全体でその様子を伺うことができた。