北総線の通信設備と運行管理システム「HTC」のあらまし

2018年4月1日公開・ 最終更新

北総線草創期のCTCと通信設備

北総開発鉄道は,草創期から省力化と合理化を旗印として,システムの導入に積極的だった。それゆえ運行管理システムは当初から導入が検討され,1979年の第1期開業にあわせ日本信号製のNS3形CTC装置が新鎌ヶ谷信号所・小室間に導入された。これは当時の直通先であった新京成よりも約10年早い導入であった。

さて,NS3形CTC装置は1972年に開発された中小私鉄向けCTC装置である。CTCの中央装置は

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